音読・福富草子絵巻

Narration: The Tale of Fukutomi


朗読:楊 暁捷 
製作:楊暁捷(X. Jie Yang)

 

下巻 第一段
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供いの多く入たれはこれも重し

重しとな思ひそ。
賽の御神の御徳を
あらたて見たれば、
物の初穂ども、
主の奉り給へば、
その嬉しさに、
おいゝゝ増しつるを。

肩の折れぬばかり重き物かな。

あらたなりける神の御験を
蒙りたりければ、


清き物の初穂ども祭りて
参りたるる、この麻呂を、
いよゝゝよく力を給べき由、祈申す。
まへ月ごとの一日にかくの如く、
うなたへ奉るべきたり。

姥に申侍るまじ。
いの内の願ひの叶ひて侍るなり。
思ふやうは、祈ぎ聞きては、
祈りする人もこそかな。

現にいみじく蒙り給へる
御社の御徳なり。
著くおはする御社の御利生かな。

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