絵巻詞書集

 餓鬼草紙
第二段

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おなじきおに、また人のしにたるおやのた
めに、みづをくみてほどこすしたゝりを、わ
づかにあたりつきてのみて、いのちをたもつ
なり。
【読み下し】
同じき鬼、また人の死にたる親の為
に、水を汲みて施す滴りを、僅
かに当たり付きて飲みて、命を保つ
なり。