絵巻詞書集

 石山寺縁起
巻一・第二段

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彼良弁僧正于時大法師事のよしを奏して
天皇の御本尊を申渡て此山に草庵
をかまへ彼いはほのうへに本尊を安置
したてまつりて秘法を懃修するに春
三月陸奥国より沙金をほりいだして
官庫にたてまつる瑞夢むなしからず
法験まことにあらたなりよりて年
号をあらためて天平勝宝となずけ
られけるとなむ