絵巻詞書集
蒙古襲来絵詞
下巻・第十段
←
第十一段
第九段
→
人
ゞ
ゝ
おほしといへどもきくちの二郎たけふさ
文永の合戦になをあげしをもてたけふ□
のかためし役所の石つい地のまへにうちむかて
将軍の兵船は本ばしらを白くきにぬりて
しるく候とうけ給候をしむかてひとやい候て
君のげざむにまかり人候はむためにあひむ
かひ候御存命候半
ゞ
御披露候へといひてうち
とをる