音読・白鼠弥兵衛物語

Narration: The Tale of White-rat Yahyoe


朗読・制作:  楊  暁捷 (X. Jie Yang)

 

 


今年は子の年だ。鼠のこと、とりわけ鼠と人間との長い係わりは、一年かけても語りつくせない。日本の文学伝統において、鼠が主人公となる物語が数多く語り伝えられている。中でも、真っ白の毛皮に恵まれた一匹の鼠の話がひときわ興味深い。

この鼠は、弥兵衛という立派な名前を持つ。しかしながら、その彼が、めでたく新婚の妻を迎えたあとに経験した一年は、まさに波瀾に満ちたものだった。お人よしの大らかな性格、こっけいなぐらいの失敗、信じられない好運の連続、そのどれを取り上げてみても微笑ましいものばかりだ。しかも最後は、お約束通りの人も羨む団欒と栄華が待っていた。まさに中世の理想と幻想がいっぱい詰まった、この上ない楽しい活劇である。

ここに、ハーバード大学付属フォッグ美術館寄託本奈良絵本『白鼠弥兵衛物語』を底本とし、その原文とそれの現代語訳を音読する。どうぞご意見、ご指摘をお寄せください

コラム

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